厳島神社大鳥居の延長線上にある謎建造物が気になる
厳島神社大鳥居 70年ぶりの大規模改修
厳島神社の大鳥居が実に70年ぶりの大規模改修工事中とのことで見てきた。
金網と足場がガッチリ組まれていてすげー。
エリミネーション・チェンバー感ある。
それはともかくとして、大鳥居の延長線上に鎮座する謎建造物が超気になる……。(写真右側の白いやつ)
海の見える杜美術館と平等大慧会
建物の正体は『海の見える杜美術館』という名の歴とした文化施設。
1981年に『王舍城美術寳物館』という名称で開館し、2005年に現在の名称に改められている。
実はこの美術館、宗教法人・平等大慧会によって運営されている施設というのは新興宗教フリークには有名な話で、併設のレストラン兼売店では教団オリジナルドリンク(メッコール的な)が入手できるとかできないとか。
このヘンテコな建物、案の定というかなんというか、一般人からの評判は最悪で、「せっかくの景観が台無し」みないなレビューがザクザクとヒットするわけですが。
ここからは完全に個人的な考察なんだけど、教団は国内有数のパワースポットとして名高い宮島・厳島神社から、エネルギーというか霊力というか、まあそういった類のものを最大限に享受できるという観点からあの位置に諸施設を設けている可能性が高いと思う。
つまり悪いように解釈すれば、教団側としては島側からの景観なんて知ったこっちゃないよというスタンスで、一般人側とはそもそもの根本的な価値観に大きな溝があるというか……。
景観という観点から★1点のレビューを書きまくっても、教団からしてみれば「いやちげーし」みたいな。
世界真光文明教団の主座世界総本山ご本殿が霊峰・富士山に正対するように設けられていることからもわかるように、こと新興宗教にとって、パワースポットと自拠点の位置関係というのは、物件選びにおける日当たりと同じくらい重要な要素であると言えよう。
ちなみに霊友会をルーツとする平等大慧会も上記の真光も、元はと言えば大本教から派生した新宗教なので遠い親戚みたいなものと考えるとわかりやすい、という日常生活で何ら役立たないどころか披露すると確実に引かれる豆知識。
どこも大体ヘンテコな建物を造りがちなのはなんでだろう。
というわけで気が向いたら美術館を訪問してみようとは思いますが。
その他写真とか
それにしても鹿めっちゃ減ってない?