スイスからスピード違反の通知が来た話
ってことなんだけど。
違反通知書が届く
先日スイスから自分宛てに謎の郵便物が到着。
……開封前からイヤな予感がするというか、なんとなく察しはついてたけど、とりあえず中身を確認してみた(開け方が汚い)。
やっぱりイヤな予感的中ゥー! !
ガッツリと”Traffic law violation”って書いてあるンゴ……
で、何キロオーバーだったんやということなんだけど、
!?
Excess speed(超過速度):3km/hて。
マジかと。
正確には法定速度が60km/h、安全マージンが3km/hの道路を66km/hで走行したので、3km/hの速度超過っすよということみたい(つまり63km/hまではセーフっぽい?)。
ちなみに罰金額は40CHF。日本円にすると2019年10月のレートで4300円くらい。
はぁーしょうもな。
厳しい&細かいスイスのスピード違反
というわけでスイスでのスピード違反について調べてみた。
まず道路の種別によって速度の上限が異なるのは日本と同じで、基本的には以下の通り。
- 高速道路(Motorway)
- 幹線道路(Expressway)
- その他一般道/市街地以外
- その他一般道/市街地
- 120km/h
- 100km/h
- 80km/h
- 50km/h
で、道路の種別毎の罰金額は以下の通り。
超加速度 | 市街地 | 市街地以外/幹線道路 | 高速道路 |
1-5 km/h | 40CHF | 40CHF | 20CHF |
6-10 km/h | 120CHF | 100CHF | 60CHF |
11-15 km/h | 250CHF | 250CHF | 120CHF |
16-20 km/h | 出頭命令 | 240CHF | 180CHF |
21-25 km/h | 出頭命令 | 出頭命令 | 出頭命令 |
25km/h以上 | 出頭命令 | 出頭命令 | 出頭命令 |
日本の道路交通法上では1-14km/hの速度超過で9,000円、ただし実際にスピード違反で同法が適用されるケースは15km/h~が大半であるのに対し、スイスの場合は法定速度+安全マージンを超えると問答無用でアウトのよう。
かつて東横インの違法改造問題が発覚した際に、当時の社長が「(違法改造は)制限速度60kmの所を65kmで走ったようなもの」 という迷言をspitしたことがあったけど、スイスだとその言い訳すら通用しないという。
そういうわけでスイスに限らず日頃から法定速度遵守で安全運転したほうがいいと思う。
ちなみに罰金は違反通知書にも記載されている下記URLよりクレジットカードでの支払いが可能。
https://www.stadt-zuerich.ch/bussen
銀行振込も可能なようだけど、海外送金の手間とコストを考えるとカード払い一択かと。
で。
罰金を放置してみた
……いや別にバックレる気はなかったんだけど、なんとなく支払いを先送り(ダメ人間あるある)しつつ1週間が経過。
通知書の発行から30日以内に支払いが行われなければ刑事訴訟手続きみたいなことが書いてあったので、その期限内に払えばええやろみたいな。
すると今度はHartzから自宅に1通の郵便物が到着。
中を確認すると、罰金40CHFに手数料と思われる謎の5.5CHFが加算されたADMINISTRATION FEE、そして3.5CHFのVATを加えた計49CHFをカード会社に請求しまっせという内容が記載されたインボイスが入っていた。まあそうなるよね……。
という結末で本件はクローズ……なんだけど、 仮に先のURLで罰金の支払いが完了していた場合はどうなったんだろう。
違反案件毎に”Verzeigungs Nr.”という番号が割り当てられているようなので、罰金の支払いが完了してるにもかかわらずレンタカー会社からも請求が来た!なんてことにはならないんだろうけど。謎。
放置していたら督促状が来た
めんどくせー。続きは下記にて。